季節の星図
秋の星座
秋の夜空はきれいに澄み渡っていますが、目を引くほどの明るい星は少なくひっそりとした印象です。
しかしその印象とは裏腹に、賑やかな星座神話の世界が広がっています。
秋の星座は古代エチオピア王家にまつわる神話の登場人物たちで占められていて、
神話の登場順に星座をたどって行くと全天が大きな絵本のような賑やかな楽しさに変わっていきます。
「10月の北の空」
北西の空に夏の名残りの『大三角形』が見えています。
秋の夜空を彩る星座神話の「カシオペア座」や「ケフェウス座」、北東の空には「アンドロメダ座」や「ペルセウス座」が見えます。
「10月の南の空」
アンドロメダ姫を一飲みにしようとした海獣くじらの巨体が中天に見えています。
頭上高くには秋の星座さがしのよい目印になる「ペガスス座」の『秋の大三角形』が見えています。